『すぐに結果が出る方法や稼ぎ方はないですか?』
というニュアンスのお問い合わせメールを頂くことがあります。
まず、先にお伝えしたいことは【私たちは最大限の努力はできるが、その結果に保証はない】ということです。
ということで今回は、身近な例を題材に「結果を出すためにできること」について書いていこうと思います。
【結論】
結果を出す為に大切なのは、1つのことに集中しながら大量行動をすること!
いきなり大きなことはできない、だからこそ今目の前のできることを精一杯やる!
将来的に何か大きな事を成し遂げたいと思ったとしても、それは未来のことであって今できることではありませんよね。
「千里の道も一歩から」という言葉がありますが、まさにあの通りです。
一歩一歩は地味であるけれどもそれなくしてはゴールには辿り着けない。
ついつい私たちは、先の結果を見るあまり目の前の事をおろそかにしてしまいがちです。
目の前のこととは、未来の夢や目標実現の為に今日できる精一杯のことです。
例えば、将来野球選手を夢見る中学生が今できる最大限は何かと言われれば、少しでも多く練習することですよね。
もっと長期的に見れば、プロ入りする為に毎年甲子園出場をしている常連校に入って活躍するという戦略も考えられます。
そうすると、以下のように手前の目標も決まってきます。
例)
【中学生がプロ野球選手になる為の戦略】
現在
↓
所属中学の野球部内でレギュラーの座を獲得し活躍する
↓
在住圏内の甲子園常連校をリサーチ、受験して入場する
↓
高校部内でレギュラーのポジションを獲得する
↓
甲子園に出場し活躍する
↓
スカウトの目にとまる
↓
ドラフトで指名される
↓
プロ入り
これは私たちの日々の生活に置き換えても同じで、期限つきの目標を決めるからこそ逆算で今日何をすべきかまで落としこむことができます。
ただし、ここで注意しておきたいのは結果は私たちの管理下にはないということです。
できるのは、今日1日の時間をフルに使って行動すること。
最大限頑張ってやってみたけれども思うような結果にはならなかった。
これはどうにもならないことですよね。
だからこそ、1つでも多くうまくいかせるための種を植えていく必要があるんです。
種は、10粒より100粒、100粒より1000粒植えたほうが芽を出す可能性は上がります。
ここで「なんで芽を出さないんだろう?」と立ち止まって考えていても、現実の可能性は変わりません。
今できることを洗い出し、たくさんの行動をしていきましょう。
一点集中した先に次の扉が開かれる!
私自身の経験で振り返ったときに、かつて1年の間に4つの事業を新しく立ち上げた時期がありました。
但し、これは4つの事業を元からやりたかったわけではなく、結果としてそうなっただけのことなんです。
どれも立ち上げの時期はこれで成功させようと思っていました。
短い期間なりにとことん集中したけどうまくいかなかったということです。
例えるなら、元々ラーメン屋の道で日本一になることを決めている人が色んなラーメンの味を追求していく過程に近いと思います。
最初は「醤油」に始まり、「味噌」「塩」「とんこつ」とメニューに変えていったが今一つ売り上げは芳しくなかった。
そして試行錯誤し、最後に行き着いたのが「醤油とんこつ」だった、というようなイメージです。
ここでお伝えしたいのは、色んなメニューを同時並行で加えていくのではなく、「塩」なら「塩」、「味噌」なら「味噌」と一つの事に集中することが大事だということです。
なぜなら、私たちの時間は1日24時間で限られているからです。
日本で一番を目指している店が、一つの味を極めることに、時間、エネルギー、集中力を分散させていてはライバルに勝つことなど到底できないからです。
日本屈指の有名なラーメン屋さんである「吉村家」「ラーメン二郎」などは、1つの味(ラーメンの味は1種類のみ)を極めていますよね。あれと同じです。
もし、私たちがラーメン屋さんと唱っているお店に入ってメニューを見たときに「カレー」「そば」などと書いてあったらどんな風に思いますか??
ぶっちゃけ、あんまり美味しそうな気がしないかと(笑)
私個人としては、この店は味を極めようとするプロフェッショナルではない、と判断し次からその店に行こうとは思わないです。
私自身も今できることを1つに絞って集中していたからこそ、最終的に「これだ!」といえる道に繋がったと思います。
まとめ
「結果がすぐにでもほしい!」「答えが早くでないと不安だ」
この気持ちは誰もが同じです。
ポイントは先述の通り、「大量行動」と「一点集中」です。
私の経験上、中途半端の状態が一番しんどいです。
やってはいるものの行動量が少なかったり、色んなことにあちこち目移りしていた時は、当然結果は出ないですし何1つ得られるものがなかったように思います。
逆に「もう完全にやりきった、あとは結果がどうなろうが後悔はない」という状態までいけば、良い意味で見切りをつけることができます。
そうやって1つ1つ当たっていくことが、遠いようで実は最短ルートであると思います。
ご参考頂けましたら嬉しく思います。