【実談エピソード】借金地獄でノイローゼ!?私がオススメしない理由

私は20代の頃、借金に追われノイローゼになりました。振り返ってみると、借金しなくてはならない理由なんてなく自分の甘さが100%の原因でした。

なので、今回は「自己破産寸前までいった私が借金をオススメしない理由」をエピソードを交えながら書いていきます。

【実談エピソード】借金地獄でノイローゼ!?私がオススメしない理由

私が借金をオススメしない理由は主に以下の3つです。

・人生で借金をしなければいけない状況というのは基本ない

・借金返済が残っていると精神衛生上よろしくない

・何でもお金で解決しようとするマインドになりがち

順に深掘りしていきます。

人生で借金をしなければいけない状況というのは基本ない

表題のとおり。もしあるとするなら、親の借金を遺産相続などで被ってしまうような自分以外の理由からくるものがほとんどです。

借金をするということは、支払いの時期をずらすということですよね。

例えば、今100万円あったら・・・
『こんなものが買えるのに!』とか『こんな体験ができるのに!』という場合。でも、実際は手元にない。

頭のなかはこんな感じです。

・こんな機会は今しかない、これを逃したらもう二度とチャンスはないかも

・これは先行投資、あとで辻褄を合わせれば利息分以上にメリットがあるからやっぱり今しかない

今、現金でお金が用意できないというのは、その買い物に見合ったキャパを持っていないということです。

私自身、かつて借金を重ねた時期は身の丈以上にお金を使っていました。

起業した1年目の頃、毎月ビジネスの経費に15万円以上費やしていましたが控えめにいってあれは人生最大の過ちでしたね。

たとえば15万円の出費でもクレジットカードのリボ払いを使うと、毎月2~3万円くらいの返済ですんでしまうんです。

そこに思わぬ落とし穴がありました。以下究極の負のスパイラルにハマっていきました。

今月の15万円の投資が近い未来、何倍にもリターンになって返ってくると思い先行で支払う

実際に月々に払うのは2~3万円で安心する

毎月5万円の売上が立てられれば簡単に元が取れる、という安易な理屈

やがて毎月15万円の出費に感覚が麻痺してくる

気がつけばクレジットカードの利用可能枠が満額を越えており、返済不能状態に陥る

完全に自己責任でこうなったわけですが、恐ろしいのは金額の問題ではなく「金銭感覚が麻痺してくることです。

毎月、クレジットカードもしくはキャッシングなどを使わなければ生活できなくなると、借り入れすることに躊躇することがなくなっていきます。

自分はちゃんとコントロールできるタイプだから大丈夫と思ってる人なら、そもそも借金をする必要がありませんよね。

つまり、何かしらの借金をしようと思った時点でお金の管理ができていない、ということです。

借金返済が残っていると精神衛生上よろしくない

こちらも表題のとおりです。

自己責任で借金をしてしまう場合のほとんどは、毎月のやりくりで入ってくるお金(給料など)よりも使うお金の方が多い状態です。

そこを借金で埋め合わせようとするわけですから、ほぼ毎月の返済も滞ります。

滞るとどうなるか?以下の通りです。

クレジット会社からメチャメチャ電話がかかってきます(汗。
※熱心な会社だと1日4~5件かかってくることはザラです。

電話に出たとしても「いつ払えますか?」と聞かれるのがオチなので、まぁよほどメンタルが強い人でない限りほぼ出ない。よって出ない。

携帯の着信を何度かスルーすると、次は会社宛てに電話がかかってくる。
※登録申し込み時に記載していた勤務先

その際は、会社名は知らせず名字だけ名乗ってくる
※一応、相手側なりの配慮だと思われる

会社の人からの取り次ぎで電話に出た瞬間に本人があわてふためくという流れ

上記は私の実談です。
まぁ、ご想像の通り精神的に非常にヨロシクありません(笑)

仕事中だろうが、プライベートだろうが関係なくかかってきますので着信があるだけでマジで萎えます。

私は一時これでノイローゼ気味になり、酒に逃げるという更なる深みにハマっていきました。
※詳細は末尾の関連記事に記載

ちなみに、大手のカード会社はコールセンターを所有しているケースがほとんどで、延滞者に対して機械的なレベルで電話をかけられる理由はコレです

何でもお金で解決しようとするマインドになりがち

こちらが最後のテーマです。

借金をし始めた当初というのは、未体験のことでもあるのでまいったな、次からはちゃんとお金の管理をしよう!』とか思えたりします。

しかし、こういった経験が2度、3度続いていくとやはり「感覚が麻痺」します。

毎月借り入れをすると、いよいよ習慣化していきます。歯磨きの習慣よりもインパクトが強い「借金の習慣」です。

頭の中はこんな感じです。

『今月の給料日まであと5日、財布を見たら今日の飲み会代が足りない。しょうがない、今回は借り入れして来月まとめて返すか。』

『あと2ヶ月もすれば冬のボーナスが入る。その時にまとめて返せば問題ないから、先にカードで冬服を買って先行投資しよう』

共通の思考は『あとで何とかすれば大丈夫』です。残念な話ながら、今何とかしようとしていない人が、未来何とかなるということはないです。

スミマセン、これはどん底にいた頃の私のことです(笑)

ということで、私の経験上余程のことがない限り借金はオススメしません。

それよりも、今ある状況の中で最善を尽くすことに注力したほうが未来は開けていけると感じているこの頃です。

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今回は「自己破産寸前までいった私が借金をオススメしない理由」をお届けしました。

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