「時間を切り売りする体験からの学び」借金地獄をポジティブに変換

『時は金なり』『若いときの苦労は買ってでもしろ』など、時間とお金にまつわる逸話はつきない。

私は20代の頃、借金地獄に陥り、持てる時間のほとんどを借金返済の為に費やした時期がある。

自分の貴重な時間を切り売りしお金に代える経験は肉体的、精神的にしんどかったがその分得られる学びも大きかった。

身を持って思うのは、お金は時間をかければ作れるが、失った時間は取戻しがきかないということだ。

ということで今回は、私の体験談を元に「時間とお金の価値」について考察していく。

時間、お金、仕事はそれぞれ売買される関係にある

私が10代~20代の頃と、30代の今を比べて明らかに価値観が変わったことがある。

それは【時間】に対しての物の見方である。

振り返れば、借金にまみれとにかくお金がなかった20代迄の頃はたくさんの時間を犠牲にしたように思う。

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例えば、

⚫その日の食費代欲しさの為に、当日現金払いのアルバイトをする
→人使いが荒く暴言が飛び交う、引っ越し屋の仕事をする

⚫自分が労働して提供できる価値が低い
→安い時間給で長時間働く

⚫若さゆえに体力だけはあった
→比較的時給が高めになる深夜労働で朝まで肉体を酷使する

⚫新人で経験も少ない為、いつも一番下っ端のポジション
→無能な上司が現場を丸投げした後の尻拭いをさせられる。何度も客先へ謝りに出向く。

私は、これらの日々において借金を返済する中で、1つの結論に辿りついた。

【この世の中というのはお金が無い人間には冷たい。お金を持っていなければ、理不尽な思いをするハメになることが増える】と。

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お金を貰える仕組みとは、面白く出来ている。その日に働いてから、現金化できる期間が短ければ短いほど誰もがやりたくない仕事が増えていく。

俗に言う「とっぱらい(取っ払い)」と呼ばれるもので、一般的に当日払いの仕事ほどリスキーに思われている。

時間を切り売りする仕事にはリスクがともなう

私が借金を抱えていた時代にやった当日払い仕事の代表だと

⚫作業服に着替えた瞬間から怒号が鳴り響く、引越屋の作業現場

⚫事前の説明もほとんどなく、レジに立つことになるコンビニ店員の穴埋めスタッフ

⚫その日限りの仕事にも関わらず、使い方の分からないハンディ(顧客から注文を取るときに使うリモコンみたいなやつ)を渡される。そんな飲食店でのホールスタッフ。

まあ、その日暮らしで仕事を探している時点で、訳ありというケースが多いわけだが(笑)お金が無いことによって、雇用する側から完全に足元を見られているということだ。

こういった働き方は、一般的に派遣スタッフなんていう呼ばれ方をする。その日、その時間限りの仕事がほとんどであることから、常勤のアルバイトよりも格下であるのは致し方がない。

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また派遣は、常勤アルバイトやパートさんと違って、メンタルのフォローは必要ない。ゆえに雇い主によっては、後腐れなく使い倒して「ハイ、サヨナラ」というスタンスの人も多くいた。

思えば、私が最も人生のどん底にあった30歳の頃。

工場での派遣現場で、20歳くらいでヤンキーっぽい風貌のお兄ちゃんに『オマエ』とか『テメエ』とか呼ばれながら仕事をするのは、なかなか屈辱的な体験だった。

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同い年のヤツより苦労してるはずなのに。オレ、こんなところで何でこんなことやってんだろ』とか思う瞬間だ。

お金がないときほど、仕事で時間を犠牲にすることになる

とあるコンビニに当日派遣で行った時は悪夢のような出来事が待っていた。  

作業着に着替えて、店舗オーナーへのあいさつもそこそこに任されたのはほぼ未経験のレジ打ち(笑)

ここで1つ想像して頂きたいのだが、意外とコンビニのレジという仕事は細々とした内容を知っておかなければならない。

支払い関係の伝票処理の対応、コンサートチケットの読み取りや発行、宅急便の受け取りや処理、ポイントやカードによる決済対応、その他諸々、、、、。結構あるのだ。

こんなことを、15分くらい前に初めて店を訪れた人間にやらせるという現場が存在するという現実。無茶にもほどがある。しかし、当日すぐにでも現金を受け取りたい人間が行き着く先でもある。

そして、何よりも迷惑を被るのはスタッフや店舗よりもお客さんのほうだ。こんな状態のレジスタッフが果たして仕事が務まるか?という話。当然、そんなはずもなく私は途中で音を上げ早退した、もちろんお金を受け取ることなく。

まとめ

これらの体験を読んで頂くと、ネガティブな印象ばかりが残るかもしれない。

しかし私は、この頃の屈辱的な出来事がなければ「時間とお金」について真剣に向き合うこともなかったように思う。人生とは時間の集合体であり、時間がどれだけ貴重なものであるかも身に染みて分かった。

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経済の仕組みというのは、お金を持っていない人が代わりに時間という価値を払うことでもある。逆にお金を持っていれば、お金を払うことを引き換えに時間を買える、という仕組みにもなっている。

お金というのはいつでも取り返しがきく。しかしながら、失った時間というのは取り戻せない。

この気づきを深めていけば、時間を切り売りする人生から時間の自由を手にする人生へと飛躍することができる。