私が仕事を頑張るビジネスパーソンからよく受ける相談に

『最近、仕事で会社や上司の犠牲になっている気がする。このままでいいんだろうか?』
『このまま続けていても成果に繋がらない気がする』
『はたして自己犠牲をした先に報われるのか?』
などがあります。
今回はこちらの回答も含め、仕事で自己犠牲をすることについて書いていこうと思います。
【結論】
自己犠牲の精神は仕事で一切不要、自分軸で幸せを考えることが大事
自己犠牲は他力本願になりやすい、自分の為に仕事をすることが大事
まず大元を辿れば、仕事をする目的は自分の為であるということです。
もちろんお客様の為でもあることは言うまでもありませんが、自分の為に頑張れなければ質の良い仕事はできません。
なぜなら、自分以外の理由で仕事をすると、必ず外部の影響を受けることになります。
例)
◯これまで上司の為に頑張っていた
→上司(自分)が異動になり、職場環境が大きく変わった
◯会社の為に頑張っていた
→戦力外通告を受け、会社から解雇されてしまった
→会社が倒産してしまった
◯特定のお客様の為に頑張っていた
→お客様へのサービス供給期間が終了した、しかしリピートしてくれることはなかった
もし、これらを拠り所に仕事を頑張っていたとしたらどうでしょうか?
この前提で仕事をしていると、ある種環境頼みの生き方になってしまいがちです。
それは、自分の人生が相手の状況次第で決まると言っているようなものです。
だからまず何を差し置いても【自分の幸せを第一に考える】ことが大事だと思います。
自己犠牲の精神に救いはない、まずは自分の幸せを最優先で考える
【最近、自己犠牲をしている】と感じたら要注意です。
もし仕事がうまくいかなったときに、そのことに責任転嫁をしてしまうことになりかねません。

「上司のせいだ、会社のせいだ、顧客のせいだ」
こう解釈するのは簡単ですが、そこに自分の成長や幸せはありません。
自分を納得させたいのか?
自分を幸せにしたいのか?
冷静に見極めましょう。
自分が幸福であれば、それは必ず他人にも伝わります。
また、自分を幸せにする責任はあったとしても、他人は自分の人生の責任を取ってはくれません。
私が会社員だった頃の話になりますが、脱サラを決めたときに直属の上司に真っ先に辞職する旨報告しました。
彼は『君がいないと今のプロジェクトに滞りがでる。しばらく続けてもらえないか??』と、私を説得してきました。
一瞬、私の心は揺らぎました。
自分の仕事が会社や上司に評価されたと感じたことと、彼らに迷惑をかけてしまうという2つの思いが出てきたからです。
しかし、ふと冷静になったときにこうも気付きました。
会社にとっては【私の存在を必要としているのではく、私と同じ労働力が提供できる人間がいればそれでいい】ということに。
残念ながら、組織にとっては必ずその人がいなければいけないというのは建前上での話です。
現に誰かが欠けてしまっても何事もなかったかのように、現場の仕事は機能していきます。
その仕組みそのものが会社の強みでもあるからです。
あのとき、上司が私を強く引き止めたのは私の為ではなく、私が辞めると上司の評価が下がる為だということが分かったのです。
まとめ
他人から与えられた環境に感謝することは大切ですが、何を拠り所に生きていくかが今後の仕事の在り方に影響するものと感じています。
自分軸なのか?
結局は、自分の為に頑張ることが幸せに直結するのではないかと思います。
だから、仕事に自己犠牲の精神は1ミリも不要だと考えます。
ご参考頂けましたら幸いです。