熟成案件は見分けられるのか?【検証と考察】@Uber Eats(ウーバーイーツ)

こんにちは、てむじんです。

今回のテーマは「Uber Eats(ウーバーイーツ)で熟成案件は見分けられるのか?」です。

先日、このようなコメントを頂きました。

『現在Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーをやっています。この前いつも通りにピックアップを受け配達をしたらbad評価がついてしまいました。何かしらの事情があって、お客様は相当待たされたらしく、ひどく怒っているようでした。こういった熟成案件の見分け方はありますか?』

先に結論からお伝えすると「配達パートナーが100%熟成案件を見分ける方法はありません。とはいえ、ある程度の想定はできます。

今回はその根拠について、僕が検証してみた内容を元に詳しく解説していきます。

熟成案件は見分けられるか?【検証と考察】@Uber Eats(ウーバーイーツ)


今回は以下のポイントに絞って解説します。

①熟成案件のからくりと考察
②熟成案件の検証結果と個人的な意見や見解

熟成案件を考察してみる@Uber Eats(ウーバーイーツ)

そもそも熟成案件とは?

まず始めに熟成案件とは何か?その定義から説明します。

熟成案件とは、お客様から注文が入ったあと結果的に正式な配達パートナーが割り当てられず時間が経過してしまった配達案件のことをいいます。

『なぜこのようなことが起こるか?』

考えてみます。

例えば

「注文のあったレストランの近くで配達パートナーが不足していてマッチングできない」

とか

「注文が配達拒否やキャンセルでたらい回し状態になり数十分が経過。その為、実際に届ける配達パートナーに注文依頼が回ってきた時点で既にお客様は30分以上待たされている」

といった、ケース等があります。

こうなった場合、素早くピックアップし最速で届けたにも関わらず、お客様からしたら

『遅い!』

と感じることになり、bad評価を貰ってしまう可能性があります。

ということで

『配達パートナー側からすれば踏んだり蹴ったりで勘弁してくれ!』

という要素がこの熟成案件には少なからずあります。

お客様情報を確認する方法

では、実際に

『熟成案件を見分ける方法はあるの?』

と聞かれれば、僕個人の見解としては

「ヒントらしきものはある」

というのが答えです。

その根拠をこれから説明します。

実は配達パートナーが配達リクエストを受けた時点で、お客様の配達情報を確認することができます。

その方法は次のとおりです。

まず、配達リクエストを受け取ったら画面右下の三本ラインをタップします。↓

ウーバーイーツ 熟成

そうすると画面下あたりに「お客様情報」というボタンが表示されるのでそちらをタップします。↓

ウーバーイーツ 熟成案件

そうすると、このようなお客様情報が出てきます。↓

ウーバーイーツ 熟成案件

注文時間についての考察

ポイントとなるのは

『上記の時間(赤丸)は一体いつの時間のことを指すのか?』

ということですよね。

次の3つが考えられるのでそれぞれ検証してみます。

①お客様が注文を完了させた時間

もしこの時間であれば、自分が配達リクエストを受け取った時間とのギャップがあれば熟成案件かどうかを見分けられるキーになります。

例)例えばこの場合、お客様がお昼の12時に注文を完了させ、配達パートナーが13時に配達リクエストを受け取った場合「12時」と表記されることになります。

そうしたときに、配達パートナーからみると

「注文から1時間もたっている、これはもしや・・・熟成か?

と想定することができます。」

②レストランが配達リクエストを送った時間

この場合は、お客様から注文が入りレストランから配達パートナー(初回のマッチング)へ依頼するまでの間に時差が生まれることになります

この時差とは料理を作る時間や商品を梱包するまでの時間などを指します。
※配達リクエストを送るタイミングはレストラン毎に特徴があります

例)例えば12:45にレストランに注文が入り、13:00に配達リクエストを依頼した場合は「13時」と表記されることになります。

余談ですが、この仕組みを考えるといつもお店に着いてから長い間待たされるレストランは、お客様から注文が入ったらすぐに配達リクエストを送っている可能性が高い、ということになります。

③配達パートナーが配達リクエストを受け取った時間

この場合、これまでのマッチング状況や配達パートナーの応答拒否、キャンセル履歴などが推測できません。

よって熟成案件かどうか全く見分けがつかない、というわけです。

例)例えば12:50に配達パートナーに配達依頼が入った場合に、表示もそのまま「12:50」と表示されます。

Uberからの情報は鵜呑みにしないほうがいい

さて本題に戻りますが、実はだいぶ前にこの時間の意味について裏をとった経緯があります。

そのときは

②レストランから1人目の配達パートナーに配達リクエストを送った時間

という回答でした。

とはいえ、これはサポートセンターのスタッフに確認した内容なので正直僕は鵜呑みにはしていませんでした。

また何事もそうかもしれませんが、裏付けをとる場合、個人的には公式HPなどからの一時情報でない限りむやみに他人の話は信用しないほうが良いと思います。

なぜかというと、彼彼女らはUberから雇われたアルバイトであって本部の人間ではないからです。

また中には、ルールを理解していないスタッフが曖昧な状態のまま回答するケースがあるのも事実です。

これは例えるなら、とあるレストランに行ったときに料理の中身が気になったので店員さんに

『このソースには醤油が入っていますか?』

と聞いたときに、店員さんが料理長に確認することなくなんとなくの予想で

『そうです』

と答えるのと同じです。

もしくは口では

『確認してきます』

とは言いながら、実際は確認することがめんどくさくなり、結局は聞かないまま時間をあけてから

『シェフに確認したところ醤油は入っている、とのことでした』

と言ってしまう人もいるかもしれません。

他に一例ですが僕が初めてUber Eats(ウーバーイーツ)の登録説明会に行った時の話です。

その時に、スタッフに対してこのような質問をしました。

「ブーストインセンティブが発生するエリアの基準というのは、今いる地点のことですか?それともレストランがある地点のことですか?」

それに対してスタッフからは、しばらく考える素振りを見せたあとに

「今いる地点です」

という回答がありました。

そのあと、実際に稼働して分かったのですがこれは真っ赤なウソです。

ブーストインセンティブは配達リクエストが入ったレストランのエリアに基づき発生します。

これは何が言いたいか、というと

Uberのスタッフはクソだ!

という意味合いは5%程度しかなく、その情報が正しいかどうかは最後は自分の目で確かめたほうが良い、ということです。

なぜなら、最終的な責任を取るのは発信者ではなく、配達パートナーのほうだからです。

例えば、今回の話もいち意見として参考にしてもらえるとは思いますが、この内容をトレースして判断した結果についての責任は取ることができません。

であれば、鵜呑みにせず自分の目で確かめたほうがより確実です。

そんなわけで、今回は読者さんから切実なコメントを頂いたので真実はどうなのか、僕自身が実際に検証したくなった、というわけです。

熟成案件の検証結果と個人的な意見や見解@Uber Eats(ウーバーイーツ)

ここでは検証してみた結果の報告と個人的な見解を書きます。

熟成案件を検証してみた

今回の検証では「お客様情報の注文時間」についての確認と、はたして熟成案件はどれくらい潜んでいるか、というテーマで記録するようにしてみました。

やり方としては、配達リクエストを受け取ったらすぐに「お客様情報の注文時間」を確認しどれくらい現在の時刻との時差が生まれているかチェックする、というシンプルな方法です。

ちなみに僕は自転車で配達をしていますが、30件ほど確認してみた結果は次のとおりです。↓

28件・・・配達リクエストを受け取った時間とほぼ一致
1件・・・配達リクエストを受け取ってから5分前後経過していた
1件・・・配達リクエストを受け取ってから10分前後経過していた

この結果から推測できるのは次のポイントです。

確証はできませんが、お客様情報の注文時間についてはやはり「②レストランから配達リクエストを送った時間」の可能性が高い、ということです。

理由としては

①30件中2件、配達リクエストを受けたときよりも既に時間が経過していたものがあった

②目の前にいたレストランから配達リクエストを受け1分以内に到着したら、料理が出来上がっていてピックアップできる状態の案件があった

このとき注文時間を確認すると「配達リクエスト」を受け取った時間とほぼ一致していました。料理を用意したりする時間差を考えると「お客様から注文が入った時間」ではないことが分かります。

つまりこのことから、配達パートナー(自分)にリクエストが入った時間と「お客様情報の注文時間」にギャップが発生していれば、お客様がどれくらい待たされているかある程度予測できる、というわけです。

熟成案件に対して、個人的な考えや意見

今回の検証で改めて分かったポイントをまとめると次のとおりです。

①配達リクエストを受けてから、お客様情報を確認することでレストランから配達依頼があった時間を確認できる。

→仮説ではあるが、配達パートナーがこの時間を確認したときにかなり時間が経過していた場合(例・30分以上)、熟成案件となっている可能性があると推測できる

→とはいえ、お客様から注文が入ってレストランが配達リクエストをするまでの時間は分からないので、お客様がどれだけ待たされていたかまでの全貌を知ることはできない

②統計上、そうそう熟成案件に当たる可能性は低そうなのでそこまで気にする必要はない

→なぜなら僕自身、30件測定してみて熟成案件らしきものには当たらなかったですし、時間差があるものでも10分前後でしたので許容範囲かもしれない、というのが正直なところです。
※配達エリアや自転車かバイクによっても違ってくるかもしれません
※また毎回お客様情報を確認するのも手間がかかりますよね

参考頂けると嬉しいです。
今回は以上になります。

またUber Eats(ウーバーイーツ)で効率的に稼ぐノウハウについて一気に知りたい場合はUber Eats(ウーバーイーツ)の教科書【シチュエーション別に解説】でもご紹介しているので順番に読んでみてくださいね!

それではこのへんで失礼します。

お読み頂きありがとうございました!

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