【子供心を持つ大人のパワーは無限大】宮崎駿ドキュメンタリーに学ぶ

プロフェッショナル 仕事の流儀スペシャル 宮崎 駿の仕事」を観た。

今回は「子供心を持った大人」というテーマで考察していこうと思う。

【結論】
ピュアなものこそ最大のエネルギーを放つ



 

大人になっても子供心を持ち続ける意味を考えてみる

 

『子供に理屈は通用しない』
『子供につまらないと思われたくない』

宮崎駿はインタビューの中でこんなメッセージを発信していた。

思えばスタジオジブリの作品は子供が無条件に楽しめるものばかりであることに気づいた。

社会の理屈や法律、そういった小難しいことはジブリ作品の中で描かれることはほとんどない。

特に映画「となりのトトロ」は、私が幼少の頃観て以来最も好きな作品の内の1つだ。

さつきとめいの姉妹が織り成すピュアな物語には、永遠のイノセントを感じる。

彼女らには一切の邪念がない。

私たちは大人になるにしたがって、子供の頃に持っていた「物事をありのままに受け止める」という姿勢をいつのまにか忘れてしまいがちだ。

「世間体からどう見られているのか?」
「他人からどう評価されているのか?」

新卒として社会人になったばかりの頃の私も、仕事を覚えていく中でいつしかそんなことばかりが気になっていた。

心の中は、いつまでも自由な子供でありたいと願う自分と、生きていく為に感情を押し殺そうとする自分との心理戦が起こっている。

私はこれまでに出世競争の中でもがく人の中で評価されたいあまり仕事の本質を忘れ、意味のない仕事をしている姿を嫌というほど見てきた。

私自身もそういった人間から仕事の手柄を横取りされ、腹わたが煮え繰り返る思いをしたことを今でも忘れることはない。

特に20代の頃、周りには自分が出世するためには、後輩や部下を平気で踏み台にすることも厭わないような人たちがたくさんいたように思う。

彼らを横目で見ながら反面教師にしていこうと思った。「絶対こんな汚れた人間になってはいけない」と。

彼らにも愛すべき子供たちはいるはずだ。しかし、子供たちに向かって堂々と「お父さんは胸を張れる仕事をしている男だ」と言えるのか、と彼らに問いたい。

食べていく為にする仕事なら誰だってできる。

宮崎駿が監督として全人生をかけて作品作りをするこだわりを見ながら「幼かったあの頃の自分を喜ばすことのできる仕事とは一体何か?」
を精一杯考えてみた。

私たちは本来、純粋なエネルギーの塊として生まれてきたのだ。もう一度、赤ちゃんの時に持っていた純真無垢なパワーに向き合ってみたいのだ。

【子供心を忘れない大人になる】宮崎駿のインタビューから学んだこと

宮崎駿とは、どんな人なのかずっと気になっていた。現代アニメの巨匠と呼ばれているが、発言を聞いているとそういった地位や名誉には無頓着という印象を受けた。

自分の心に素直に正直に作品に向き合っている姿が映像から終始伝わってきた。それはまるで夢を追い続ける1人の少年のように。

見方によっては、へそ曲がりで頑固、気難しい人にも見える。しかし、またこれだけピュアな気持ちで仕事をできる人もいない気がする。

対して、ギラギラと地位や名誉にとりつかれそれだけを追い求める、しかし宮崎のような絶大な評価を受けることなく人生を終えていく人もいる。とても皮肉だ。
 
子供心を忘れずに生きようと抵抗し続ける大人、それが宮崎駿の考えや言葉から一番感じとれたことだ。

そういった童心や飽くなき好奇心、探求心は自宅にいるときも含め映像の随所に見られた。

◯自分の視点がいつもどこに向いているか確かめる為に車の中にカメラを取り付ける

◯仕事とは全く関係のないところから仕事が生まれる、という考え方

◯社会が作る規制、ルール、常識、しがらみなどをとっぱらってみようとする努力

◯理屈では動かない、という子供の目線から捉えたアニメ創作

◯歳を重ねることへの苦悩や才能の枯渇を自覚しながらも新たな仕事の領域へ挑戦しようとする情熱や意思の強さ

まとめ

あの宮崎駿ほどの偉業を成し遂げた人でも、年齢による才能の衰えから苦悩している姿は心に残った。引退を考えてしまう背景にはそういった要素が大きいのだろう。

私たちの人生には間違いなく仕事のピークがある。
老化によるパフォーマンスの低下は誰にも避けられないのだ。

当たり前のことだが、人生でやれること、やりたいことをする時間は限られている。

だからこそ、子供のように無我夢中で生きたいと思う。なぜなら、理屈に封じ込められることなく最大限のパワーを発揮できるからだ。

大人になれば知識や経験が増え、合理的な判断ができるようになる。確かにそれによって私たちはメリットを受けられるようになる。

しかし理屈ばかりが先行し過ぎると本来持っていた熱いエネルギーがどこか失っていくような気がしてならない。

宮崎の生き方は創作に従事する人だけが参考とするものではなく、自分の人生という作品に対しても同様のアプローチができることを強くお伝えしたい。

宮崎はこうも言っていた。「こうだというものこそつまらない」と。

自分の人生に対して裸になり、子供の視点でもう一回、楽しみを追求してみる。

何か新しい発見があるかもしれない。

そうやっていつもとは視点を変えて仕事に向き合ってみるのもいいと思う。

大人になってもいつまでも、忘れたくないもの。それが子供心である



 

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