突然ですが、お尋ねします。
世の中で最も客観視することが求められる職業とは何でしょう??
私、個人の見解としてはテレビの向こうで華々しく活躍するアイドルだと思っています。
そんなわけで今回はアイドルを題材に自分を客観視することの大切さについて考察していきます。
アイドルから学べることはたくさんある
一般の人にとって、アイドルとは虚像の世界に生きる人というイメージがあるかもしれません。しかし私たちがビジネスとして彼女たちを見たときに学べることがたくさんあるんです。
以下、「客観視する」ことをテーマに解説していきます。
アイドルは多数の人から見られる事を客観視できている
人気のあるスーパーアイドルほど、ファンが多く集まってきます。
つまり、それだけ多くの人から見られる機会が増えるということです。女性は恋をするほど美しくなる、という言葉がありますが、アイドルとは誰よりもたくさんの人に恋をされる仕事だからこそ輝いていくのだと思います。
1人でも多くのファンの期待に応えようとする為には、「自分から見たファン像」ではなく、「ファンから見た自分像」を突き詰めていく必要があります。
例えば、アイドルとしての自分の魅力、容姿、歌唱力、他のライバルより差別化できることは何かなど、分析できるポイントはたくさんあります。
これは、私たちの仕事にもあてはめてみることができます。
個人的にプライベートの範疇であれば、「自分の好きなように人付き合いをする」、そのスタンスでいいと思うんです。
なぜなら、相手も自分に対して自由にふるまえる関係であるから、合わないと思った人なら自然に関係は消滅していくからです。
しかしビジネスとなると話は別です。仕事の場合、相手に与えた価値の対価としてお金を受け取ることでもありますよね。
だから、客観的に相手から見て自分はどんな価値を与えているのか、という視点はとても大切だと思います。
【私のライブ体験談】やはり一流のアイドルは自分を客観視できていた!
実は私事ですが、去年に1度だけとあるアイドルのライブに行ったんです。
彼女は1980年代後半のデビューから今も最前線で活躍する誰もが知る女性アーティストです。
実はファンになったのはここ最近のことだったのですが。
きっかけは、これ迄に彼女が発表してきた楽曲を新たに録り直したものを一曲づつYoutubeで発信するという斬新な企画を知ったことでした。動画を見ていて、ファンの期待に応えようとする姿勢やサービス精神がダイレクトに伝わってきたんですよね。
30年以上前にデビューした時からの楽曲を今の等身大の姿、声で歌う。これは長年応援してくれたファンへの気持ちがなければできないことです、本当に心打たれました。
まさに活躍し続けるアイドルほどファンへの感謝の気持ちやサービスを忘れていない、ということです。
これは、私たちの仕事でも学ぶべきところです。新たな顧客を開拓することはもちろん大事ですが、ずっと自社の商品を使って頂いているお客様へのフォローや改善を忘れてはなりません。
スーパーアイドルはビジネスの視点も持ち合わせている!
先述の彼女のライブは生まれて初めてでした。
席の最前列には、デビューの頃からおそらく彼女のファンを続けているであろう会社員風のオジサマグループが手を上げて応援していました。きっと、時代の移り変わりがあっても、彼女を応援し続けているんでしょうね。
ライブの魅力はなんといっても、直接そのアーティストの空気感を肌で感じられることではないでしょうか。私は2~3曲歌ってくれたあとのMCの時間をビジネスの観点から見ていました。完全職業病です(笑)
MCについては歌の紹介ももちろんするんですが、印象的だったのはしっかり自分のグッズのアピールタイムを作って宣伝していたことです。
彼女が話している途中、前列の人たちが騒がしくしていると『ちょっと、ちゃんと宣伝のほうも聞いてくださいよ~(笑)今日はあんまりグッズの売れ行きがよくないみたいなんです。特にこの写真入りのキーホルダーすっごく可愛いんです、是非買ってください!』みたいなやりとりもありました。
この「今から営業するのでちゃんと聞いてくださいね。」という正々堂々としたスタンスにはなぜか押し付けられたりする感覚がなくて逆に好感が持てました。
これが例えば『この歌の時にはこのペンライトがあれば盛り上がるので買ってください!』とか言われると、小賢しく思えてきてしまいますから。
まあとはいえ、アピールしていたのは全て彼女の写真入りのグッズ、さすがにビジネスシーン用としては使えなかったので私は買いませんでしたが(笑)
まとめ
このライブ体験から『やっぱりアイドルって、自分の美貌やセールスポイントを商品として客観視できてる、すごい!』と思いました。
そして本物の人とは、自己実現だけではなく、自分をサポートするスタッフやプロダクションの利益も考えられるということですね。
このように自分がどう映っているのかという点を客観視することができる人だからこそ、未だに第一線で活躍し続けられているのだと思いました。
ライブではかの有名なヒットソング『わたしが~おばさん~になぁっても~♪』という歌詞を歌っていましたが。この方は永遠のお姉さんだと感じています。今回は最後に完全ネタバレというオチで締めたいと思います(笑)
アイドルを自分たちの仕事に置き換えてみると学びがたくさんありますね。
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