群れない!媚びない!自由な生き方に必要なマインドセットとは??

『このまま会社員を続けた先に望む人生があるか分からない』
『会社や上司に束縛されるのが嫌だ』
『自由に生きるために、どんな考え方を身につけていったらよいのか知りたい』

今回はそんなお悩みへの回答もふまえ「群れない、媚びない、頼らない」自由な生き方についての考察を書いていきたいと思います。

【結論】
『自由になりたければ群れない人になること』



組織にいると依存体質になりやすい

仮にどこかの組織に所属したとしましょう。このことは、人の群れの中に入っていくことでもあるんです。私たちはたくさんの人に関われば関わるほど多くの意見や考え方の違い、ギャップを感じるようになります。

学生の頃を振り返ってほしいのですが、こういったことはありませんでしたか??

いつもの仲良しグループ3~4人で一緒にいるときは比較的話が合うし、みんなの意見もまとまりやすい。でも、クラス単位で何かを決めようとなるとうまくいかない。

例えば、今年の文化祭ではみんな屋台をやりたいことは一致しているけど、意見がバラバラ。たい焼き、クレープ屋、焼きそばなど色んな案が出る。はたまた「豚骨ラーメン屋台をやりたい!」という変な人もいたりする。

いつもは自信満々であるあの学級委員長が全員の意見をまとめようと思って悪戦苦闘するが一向に話が進まず何も決まらない。挙げ句にお手上げし、担任の先生に泣きつくあのパターン。

まさにあの感覚です。特に私は一匹狼で少数派意見の人間だったので、多数派の人からすれば『アイツが賛成してくれれば早いとこ決まるのに』と面倒くさがられていた方かもしれません(笑)

また組織に属することとは、依存しやすい体質になっていくことでもあります。

◯みんなと群れる(会議や飲み会・行事イベント)
◯権力(教師や上司)に媚びる
◯組織(学校や会社)に頼る

これらが日常化していくとこんな感情が生まれてきます。

『もしみんなに嫌われたらどうしていけばいいんだろう』
『もしクビになったら今後どうすればいいんだろう』

組織での仕事は、1人では処理できないことがほとんどです。だから、関わり合う人たちの中で利害関係が出てきますよね。学校であれば、教師やクラスメイトと一緒にいないと自分の立ち位置が不安になる。会社であれば、クビになったらどうやって生活していけばいいのかと先々の生活が不安になる。

どちらも根本は同じです。

義務教育は良い従業員を生み出すことが目的

ここでは、所属する組織について考えていきます。

学生さんであれば、学校や部活、サークルにあたるでしょう。社会人であれば、会社や趣味での集まりなどがメインになってくると思います。

組織には必ず、一定の決まり事や見えないルールのようなものが存在しますよね。

【学校】
◯朝礼
◯挨拶
◯授業
◯出席
◯下校
◯先生の話を聞くことetc,,,,
【会社】
◯朝礼
◯挨拶
◯労働
◯出勤
◯退勤
◯上司の指示に従うことetc,,,,

この学校と会社、こうやって並べてみると共通点に気がつくと思います。ぶっちゃけ『そんなに変わらないじゃん』と。

そうなんです。

私たちは、義務教育下では知らぬ間に「良い従業員」になる為のレールの上を歩かされているんです。



素直で従順な人ほど管理されやすい人になってしまう現実

会社における「良い従業員」とは、元をたどれば「良い学生」のことです。では「良い学生」とは何か??

ズバリ、聞き分けの良い人、ということになります。これは【教師や上司にとって】という意味合いなんですよ。

もう少し掘り下げていきましょう。

教師の立場で考えると、管理しやすい学生というのは、素直で従順な子です。
(ここでは教師=上司、学生=部下と解釈して問題ないです)

なぜなら

◯その方が、自分の言うことを受け入れてくれる。
◯その方が、自分と敵対関係にならない。
◯その方が、自分の影響力を誇示できる。

からです。

教師の仕事は生徒に勉強を教えるいっぽう、受け持った子供たち全員の成績を底上げする責任もあります。そして、子供たちから1点でも高い点数を取ってもらうことが、自分の評価にも繋がる。

教師も人ですから、自分の話を素直に受け入れてくれる子供は成績も上がりやすいので可愛く見えてくるわけです。では、中には可愛くない子もいる??

そういうことになります。

反対に「話を聞かない、群れない、媚びない、良い意味で頼らない子」というのは疎ましい存在に見えてきてしまうんです。なぜなら、彼らにとって管理しづらい存在だからです。

現実世界では誰とでも仲良くすることなど不可能

義務教育の指針の1つに「誰とでも仲良くしましょう」という、ほどよく憎めないキャッチコピーがあります。

あれは絶対に不可能です。

そもそも教育する上の立場の人間が、誰とでも仲良くできていませんから。やがて多くの人が入る会社組織(特に大企業)にいたっては、仲が良いかそうでないかで派閥を作っていきます。果てには派閥が縦のラインとなり、どこの派閥に属するかが出世コースにも影響していきます。

私は26歳で起業した後、事業の資金繰りに失敗し、多額の借金を背負った時期がありました。まさに自己破産寸前の状態、借金を返済する為に自分の事業の他に、日中は派遣社員(メーカーの営業)、深夜から朝までは居酒屋で皿洗いのトリプルワークをしていました。

そんな派遣社員として某大手電機メーカーにいた頃、人事異動が発表された時に見たリストでこの派閥構造がすぐ分かりました。昇格になった事業部の部長と、その側近についた人たちは明らかに普段から仲が良い人たちでした。休みの日は一緒にゴルフに行ったりするような関係、そんな組織内勢力の構図が垣間見えたリアルな出来事でした。

これは個々の実力の問題ではなく、どれだけ仲良く群れていたのかが反映された結果だという例です。大人になっても、根本は何も変わってないことに改めて気づきましたね。

それは聞き分けの良い子が先生に取り入ってもらい、推薦入学をもらうシステムと何ら変わりがありません。

親や先生、上司の教えが自分を幸せにするものとは限らない

素直で優しい子は基本、みんなとの和や協調性を大切にします。そして、教師の言うことは「100%正しいもの」「理想の未来に繋がるもの」と信じて疑わなくなっていきます。

圧倒的な素直さゆえに、、、。

そうして信じていった先が

◯なるべく偏差値の高い学校に入る
◯高学歴を大量採用する大企業に入って安定した生活を送る
◯幸せな家庭を築き、マイホームを手に入れる

という未来です。それが人生で最良の選択、という価値観を持ったまま次世代の子供たちへと受け繋いでいくんです。



自由になりたければ世の中の常識を疑ってみることが必要

世の中の社会人の9割以上は従業員の人たちです。また世の中の常識は彼彼女ら多数派を元に作られると言われています。

巷に転がっている意見や見解「こうあるべき!」とか「そうするのがフツーだろ!」とかいうヤツですね。私には、そもそもそのフツーの基準が分からないんですけどね(笑)

しかし、よくよく聞いていくと、確かに基準なるものは存在してるんですよ。

休みなしで働く経営者を見て

・・・『週5日働いて残り2日はしっかり休む、世の中そういうもんでしょ

圧倒的な結果を作っている人を見て

・・・『人間は生まれもった努力や才能の差が大きい、あの人は特別。だから自分はほどほどにやろう』とか。

これらは、多数派から作られたものであって、真理ではありません。

「みんなと一緒だから安心」は幻想です

又、企業戦略もこれらの従業員の人たちの思考に沿って練られていきます。最も消費者の中心になるゾーンですから、当然のことですが。彼らを納得させ、満足させられるようなサービスを作るには共感をどれだけ得られるかに焦点をあてていくわけです。

映画、ドラマ、CMの中にも一般常識を意識し、あてこんで作られたものが圧倒的に多いです。多くの共感を呼べばヒットは間違いないからです。私はこれらのカラクリを知ってから自発的にメディアに触れることをやめました。情報を受けとる価値がないと感じたからです。

ただ、街を歩いたり、電車に乗ったりすると嫌がうえでもこれらの宣伝文句は視界に入ってきます。そんな中でも、とあるCMだけは全くもって理解できませんでした。

転職を促すCMだったのですが、キャッチコピーのテイストが『僕ももうすぐ35歳、周りで動いている同期もいそうだ。そろそろ転職を考えようかな。』と。正直、1ミリも共感できませんでした(笑)

『え?なんで?他の人が転職することと自分の転職とが何で関係あるんだろ?そもそもこの人が転職する目的って何だろ?』って、素朴に思いました。

これは学生時代からの習性【みんなと一緒だと安心】という横並び意識がマーケティング戦略に使われている例です。あのCMの違和感は未だに頭から離れませんが。

会社員でいることのメリット、デメリットを見極めて今後の人生を選ぶ

もちろん組織に所属することはメリットもたくさんあります。とにかく「楽したい」「サボりたい」と本能のままに生きたい人にとって、従業員で働くメリットは多大なものがあります。

なぜなら、その場にいさえすればお金がもらえる仕組みになっているから。少なくとも、コストに見合った仕事ができなくても時間あたりの報酬は保証されています。

このシステムだと、クビにならないレベルで最低限の仕事をして、基本サボりまくりたい人にはもってこいの環境です。その代わり時間を差し出す分、自由は限られてきますが。

これらのメリット、デメリットを天秤にかけてみる。キッチリ見極めた上で、従業員を抜け出し自由になりたいと思った人から組織を離れ独立していくんです。

まとめ

管理社会から抜け出し、自由になるために必要なこと。それは、これらの組織に属さなくても生きていけるという確信と独自で稼げるスキルです。

つまり組織とは距離を置ける人、「群れない」「媚びない」「頼らない」人になる、ということでもあります。

こういった一般常識の枠を取っ払うことは、義務教育の世界に育てば誰も教えてくれません。学校の先生や両親は基本一般人であり常識人。そもそも、自分たちの枠の外にある価値観を知らないからです。

価値観や考え方を新たに知っていかなければ選択肢の幅は広がりません。私は一般常識やキレイゴトが大嫌いです。なぜなら、それらは会社員の世界でまかり通ることはあってもビジネスでは一切通用しないからです。むしろ、足かせになることの方が多い。

私の場合、父親が堅実な公務員だったのでまさに一般常識の代表のような家庭で育ちました。貧しくもなく裕福でもなく、まさに日本のど真ん中平均の価値観が周りにはいつもあった気がします。そんな環境下で育った私でも、今は経営者として東証マザーズ上場に向けて日々会社を前進させています。

だから今はこう考えられるようになりました。

「元々、特別な能力や才能がなかったとしても環境を変えることで後天的にいくらでも自分を開花させていくことができるんだ」と。

改めて、私たちより若い世代の人たちには、実際の現実世界を知った上で未来を選択していってほしいと個人的には考えています。

自由に生きるノマドワーカーになる為に必要な心構えや考え方については、以下の関連記事で詳しく書いていますのでこちらもご参照ください。

【関連記事】→→→【自由と責任はワンセット】ノマドライフを実現するために必要なこと

長文、お読み頂きありがとうございました!



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