
この物語の主人公・東証マザ男です。
【億万長者への道・第2話】
東証マザ男(26歳)=どん底会社員
主人公マザ男が極貧状態から資産10億円を手に入れ大富豪として自由になるまでの道のりを描いた奮闘記
退職を決意したマザ男はなかなか踏み切れない、はたして次のステージに進めるのか?https://t.co/yZWVezqJjo
— 資産10億万長者プロジェクト@東証マザーズ (@presidentbomb) 2019年7月8日
前回までのあらすじ
【億万長者への道】退職する勇気さえあれば次のステップへ進める!
金もちよに「退職しろ」と宣告されてからはや1週間が過ぎた。
とある、月曜日の午後。マザ男は出勤していた。
理由は以下。
・退職するまでの一連の流れが分からない
(マザ男は新卒入社の為、退職ノウハウがない)
・次の転職先が決まっていないのでこれから食っていけるか不安
これは退職を考えている人が、いざ退職をしようとなった時にリアルに立ちはだかる壁ではないだろうか。
マザ男もこの1週間「今日こそは」という気持ちで毎日出社していたのだ。
そんな最中、頭の中にはこんな会話が行き交う。

そういえば、今週金曜夜は事務スタッフのあすかちゃんの送別会だからそれまでは波風をたてないほうがいいな。
とか。

今月は1年の中でも最も売上が上がる繁忙月だから、来月落ち着いた頃のほうが引き継ぎもスムーズかもな。
こんな感じだ。
順に解説していこう。
退職するまでの一連の流れとひき止めのからくり
これは初めての人にとっては誰もに立ちはだかるぬりかべのような強敵だ。
基本的に無難な流れは以下だ。
(メールもしくは直接)
↓
【内容】ちょっと相談したいことがある的なニュアンスでオッケー
※重みが伝われば良い
↓
マンツーの時間を取ってもらいカミングアウト
※出来れば個室が良い
↓
必ず理由を聞かれるので民間の人なら『公務員試験を受けるため』とか『実家で親の面倒を見なくてはならなくなった』など会社からは止められにくい理由がベター
↓
目的は会社からは円滑に去ること、嘘も方便
ざっくり以下の感じだが、あまり会社に気をつかう必要はなし。
相手はこちらに時間給をつけるくらいの割りきった対象であり、果たすべきはそれに見合った労働のみ。
そしてマザ男はついに動いたのだ。

今日、直属の課長に退職願いをしてきました。そのあと速攻支店長から電話があり呼び出されました。

それからどうだったの?

おまえがいなきゃ困るとか、今までの仕事は誰がやるんだ。とか散々引き止められました。

それで?

意思は固いので!って言うと、手のひらを返したように『オレたちの人生をどうしてくれるんだ!』と本性を現しました。

会社なんて所詮そんなもんよ。代わりの存在なんてどこにもいる、それだからこそ会社はまわるようなもの。期待するほうがバカを見る世界よ。

ですね。自分のことを心配して言ってくれているのかと思いきや、俺が辞めたら会社からの評価が下がるからというのが本音。もう2度と会社なんかで働くもんか!
次の転職先が決まっていなくても大丈夫
まずは何の為に退職をするのか?が大事である。
マザ男の理由はたくさんある
・上司のパワハラ、モラハラがうざい
・毎朝満員電車がダルい、おっさんの体臭がくさい
・世界一の会社を作るのに会社員ではムリ
・資産10億作ってパラダイス生活を送るため
つまり、自分が描いている理想や将来を考えた時に今の会社員のままでは実現不可能だと知るところからスタートする。
ここで分かっているのにやらない人と分かったからやる人では圧倒的に差が開いてしまう。
そしてもう1つ。
退職するのにタイミングなんて必要がない、ということだ。
心の中で退職した方がいいと思っているなら、1日でも早く退職したほうがいい。
会社やその他の同僚のことを考えるのも不要。会社はあくまで利益を上げるための集まり。誰かがいなくなったら困るとか、人材のフォローは経営者の仕事。
会社は全部の事情引っくるめて人材を雇っている。会社は会社、自分の人生は自分のもの。これくらいのスタンスで全く問題ない。

ふぅ~、明日から有給入って消化したらそのまま退職することになりました!思えば、会社員生活はあっという間だったな。ほとんど嫌な記憶と休みの日に行った旅行の思い出しかない。

お疲れ様でした!
有給の間はしっかり脳と体を休息しましょう。

はい!
ようやく億万長者へのスタートラインにたちましたね。

まだ早いわ!
競馬に例えるならまだパドック前!
電車に例えるなら切符を買う前!

だいぶ偏りがある比喩ですね・・・

とりあえず1つ目の環境設定はこれでクリアね。
ようやく会社員を辞めた東証マザ男の億万長者への道のりはまだまだ長い。
読者さんの閲覧がある限りマザ男は億万長者になる迄走り続けると、この胸に誓ったのでありました。
資産10億を夢見てマザ男は深い眠りに落ちる。
第3話へ続く