「挫折の多い人生こそ成長への近道」徳川家康の復活劇に学ぶ

NHK「その時歴史が動いた」 徳川家康 三方ヶ原の大ばくち~敗れて学ぶ覇者の哲学~「戦国編」 [DVD]を観た。

誰もが知る通り天下人となった徳川家康だが、名将武田信玄を相手に大敗北を喫し急死に一生を得た過去がある。この頃のエピソードを知ると、お世辞にもその後天下を取るような人物になるとはとても思えない。

私たちは挫折というと、経験したくないものとして敬遠しがちだ。しかし、多くの成功者がそうであったように挫折は活かし方次第で次のステージへの成長へと繋がる

ということで、今回は徳川家康を題材として「挫折こそ成長への鍵」というテーマで考察していこうと思う。

挫折したことのない人には克服できない仕事の領域がある

あの天下の徳川家康でさえ、三方原の戦いで武田信玄にこてんぱんにうちのめされている。この時、家康は敵陣に包囲され死を覚悟したという。最終的には、影武者をたて命を落とすことだけは免れた。

そして、家康はこの挫折をばねにした。武田軍の戦術を分析しその後の自らの戦いに活かしていった。この時の挫折があったからこそ、天下分け目の関ヶ原の戦いで勝利し夢を実現できたといっても過言ではない。

これは私たちの日々の仕事に置き換えて考えられる。

物事は全てがトントン拍子に進むとは限らない。むしろ思ったようにならず、人生は挫折ばかりだと感じることのほうが多い。

私自身、特に20代の頃がそうだった。大学を卒業し、意気揚々と営業マンとして社会人デビューしたものの泣かず飛ばずの日々。

どれだけ頑張っても絶対的な経験値や場数が足りなすぎるのだ。負けん気だけは強かったが、空回りに歯止めがきかなかった。

かつて同じ職場に、意地の悪い先輩社員がいて徹底的にこき下ろされバカにされうつ状態になりかけた。社内で、私が必死に電話でクロージングトークを繰り広げている横で毎日のように高笑いされたことは屈辱以外のなにものでもなかった。

働くとはこんなにもみじめで辛いものなのか』と社会人1年目で味わった大きな挫折。こうなると、大体2パターンに分かれると相場が決まっている。

①奮起して頑張る
②頑張るのをやめてほどほどにやる

のどちらかだ。私は前者のほうだった。とにかく、なめられたくなかった。仕事ができる、できないとか、そういったことは正直どうでもよくてこれまで味わった事のない屈辱を受けた自分が許せなかった。

実力はないが、プライドだけは一人前に高かった私は、いっそのことこの性格を利用してやろうと考えた。挫折が自分を奮起させる起爆剤となった瞬間だった。

とはいっても、先輩社員との実力差はそう簡単に埋まるはずもなく立場と権力にねじ伏せられる日々は続く。

しかしながら、今になって振り返ると、あの時あれだけ支配、管理されるという経験が無ければ独立起業しようというエネルギーは生まれてこなかったように思う。

思うに挫折とは、私たちの持っている未知のエネルギーを呼び起こさせてくれるものだと見ることもできる。

なぜなら、今までの自分では到達できない感情を味わえるからだ。感情とは不思議なもので、一度感覚値で学んだ体験は記憶として深く刻まれ忘れることはない。 

人生挫折ばかりでも大丈夫、それよりも立ち直り努力すれば道は開かれる

ここで一例を挙げて考えてみたい。

A君とB君は同じ高校に通う双子の同級生。双子ということで見た目はどちらも変わらない。しかし、性格は大きく異なる、かの傑作漫画タッチの主人公上杉達也と和也のような感じだと思って頂きたい。

A君はとても才能がある天才肌で学生時代から何をやらせてもできる人気者。しかし、自分への過信から努力を軽視しがちである。

対してB君のほうは、極めて凡才タイプ。学校の成績はいつもオール3、A君に対していつもコンプレックスを持っていた。性格は努力家で極度の負けず嫌い、その道なら優勝できると言われるくらいに(笑)

はたして、その後大きく飛躍するのはどちらだろうか?

私の経験や個人的な見解だと、B君に軍配が上がる。なぜなら、才能はそれを活かすだけの器量がなければ宝の持ち腐れになってしまう。人生を長期戦で考えれば、挫折によって努力ができる人のほうが結果として前に進むことができるのだ。

私たちが例え、ベンツやBMWなどの高級車に乗っていたとしても、メンテナンスを怠っていたりすればたちまち故障に見まわれてしまう。一方、それほど高級感はない軽自動車や原付きバイクだったとしても、大切に扱っていればどこまででも遠くへ行ける。

まとめ

かつて経営の神様と呼ばれる稲盛和夫氏のインタビュー動画を見たときにこんなことを言っていたのを思い出す。

経営者として採用に当たるとき、優秀で若い人にずっと会社にい続けてほしいと願うがなかなかそうはいかない。なぜなら、優秀な人ほど、他社に引き抜かれたり、転職や独立をしていくケースが多い。

対して、入社当初からパッとしなかった人たちはずっと会社に残り続けてくれる。しかし、元々実力はなかった人たちでも、年月を経ていけば日々の地道な努力が実り大成していく姿を見てきた。と。

上記は仮に才能がなかったとしても、挫折をバネにして懸命に努力を続けていけば確実に前進できた例ではないだろうか。

【合わせて読みたい関連記事】【毎日を本気で生きることが人生を変える】稲盛和夫氏の生き方に学ぶ

私たちの人生も同じだ。言うなれば、挫折を成長する為の燃料として大切に扱い燃やし続けていれば必ず道は開けていく。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
コラム
スポンサーリンク
ノマドコンパス~自由人への羅針盤~